現場レポート「建て方工事」

先日、当社で採用しているSE構法による建て方工事がありましたので、
その報告をしたいと思います。

 

SE構法といえば、一番の特徴は何と言っても柱と基礎の結合方法です。

通常(在来工法)は基礎の上に土台を乗せ、土台の上に柱を建てますが、
SE構法では基礎に直接黒い箱のような柱脚金物を固定し、
その柱脚金物と柱をドリフトピンにより結合します。

基礎と柱を直接固定する事で、
柱の引き抜き耐力は在来工法の最大5倍にもなります。

 

次に柱と梁の接合部ですが、在来工法の場合はホゾ継(柱をくりぬいてつなぎ合わせる)をする為、
大きな断面欠損となり接合部の強度が小さくなってしましますが、SE構法では柱に梁受け金物を付け、
梁側には細いスリットのみの切り込みとなりますので、非常に断面欠損の少ない構法となります。

 

柱や梁に取り付ける金物は全て構造計算により決定しており、色々な種類がありますが、
間違えて別の個所に取り付けられない様に金物それぞれに凹凸がつけられているので、現場で間違える事もありません。

写真のように柱や梁の接合金物がほとんど、表面に出て来ない為、
柱や梁を表しで使用する場合にも非常に綺麗に見せる事が可能です。

 

SE構法は接合部の強度が強いため、耐力壁も通常よりも少なくする事も可能で、
構造も綺麗に見せる事も出来るので、お客様だけでなく、
設計者にも喜ばれる構法だと思っています。

 

このように、SE構法が地震に強いと言われる理由は、まだまだあります。

実際の現場に足を運んでいただければ、より明確にご理解いただけるかと思いますので、
是非一度WHALE HOUSEの現場に来てみてください。

 

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