新築の戸建て住宅への引っ越しを機に、エアコンの設置台数について検討される方は少なくありません。
リビングだけでなく、寝室や子供部屋など、どの部屋にいくつ設置するのが最適なのか、家族構成や間取り、さらには家の性能によっても最適な台数は変わってきます。
また、エアコンの設置を依頼する業者選びも、後々のトラブルを防ぐ上で重要なポイントとなります。
今回は、戸建てにおけるエアコンの必要台数や、賢い設置方法について解説します。
戸建てのエアコンは何台必要か
家族構成や間取りで台数目安は変わる
戸建て住宅におけるエアコンの必要台数は、一概に「何台」と断定できるものではありません。
一般的には、リビングに1台、そして寝室や子供部屋など、実際に使用する各部屋に1台ずつ設置することが考えられます。
例えば、4LDKの間取りであれば、合計で4台または5台といった設置が目安になるでしょう。
しかし、家族構成によっても必要な台数は変動します。
例えば、小さなお子さんがいるご家庭では、全員でリビングと寝室を利用するケースが多く、当初は2台で十分という場合もあります。
また、リビングと隣接する部屋が引き戸などでつながっている場合、大型のエアコン1台で両方の部屋の温度調整をまかなえる可能性もあります。
実際に、多くの戸建て住宅では、3台以上のエアコンが設置されていますが、将来的な部屋の使い方や家族の成長を見据え、無駄のない設置台数を検討することが大切です。
断熱性・気密性が設置台数に影響する
近年、住宅の断熱性や気密性の向上は目覚ましく、これがエアコンの設置台数にも影響を与えています。
断熱性・気密性に優れた家は、外気温の影響を受けにくく、室内の冷暖房効果を高いレベルで維持できるため、エアコンの効率が飛躍的に向上します。
例えば、断熱性・気密性が高い住宅であれば、真夏でも冷房効率を保ちやすく、1階のリビングと2階のホールにそれぞれ1台ずつ設置するだけで、家全体の温度を快適に保てたという事例もあります。
このように、家の性能を高めることで、エアコンの設置台数を抑えつつ、快適な室内環境を実現し、さらに光熱費の削減にも繋がる可能性があります。

戸建てへのエアコン設置は業者選びが重要
新築時の取り付けはハウスメーカー経由が安心
戸建て住宅にエアコンを新しく設置する際、特に壁に穴を開ける作業(コア抜き)を伴う場合、専門的な知識と技術が求められます。
建物の構造、特に内部の柱や筋交いの位置を正確に把握せずに穴を開けてしまうと、建物の強度に影響を与えかねません。
この点において、新築時のエアコン設置は、建物の設計図面を熟知しているハウスメーカー経由で依頼することが、一般的に安心できる選択肢とされています。
ハウスメーカーは、取り付け業者に建物の構造情報を正確に伝えることができ、壁への穴あけ作業においても、筋交いを避けるなど、建物を傷つけるリスクを最小限に抑えた施工が期待できます。
また、隠蔽配管や高所での作業が必要な場合も、ハウスメーカーであればスムーズに対応できることが多いでしょう。
業者選びは慎重に行う必要がある
新築時のエアコン設置において、ハウスメーカー経由での依頼は安心感がありますが、必ずしもそれが唯一の選択肢ではありません。
家電量販店や地域の電気店、専門の電気工事業者など、さまざまな選択肢があります。
工事の品質を重視するのであれば、下請けや孫請けに丸投げせず、自社で丁寧に作業を行う街の電気店や電気工事業者に依頼するのが良いとされています。
エアコン本体をインターネット通販などで安価に購入し、信頼できる工事業者に工事のみを依頼するという方法もありますが、その場合は、機種選定や設置後の保証、万が一トラブルが発生した場合の責任の所在などを事前にしっかりと確認しておく必要があります。
過去には、不適切な工事によって建物を傷つけてしまうといった事例も報告されており、業者選びにおいては、実績や評判などを確認し、慎重に進めることが重要です。

まとめ
戸建て住宅におけるエアコンの必要台数は、家族構成や間取り、部屋の広さなど、さまざまな要因によって変動します。
一般的にはリビングに加え、各居室への設置が考えられますが、家の断熱性や気密性が高ければ、少ない台数でも快適に過ごせる場合があります。
特に新築時には、建物の構造を熟知しているハウスメーカー経由での設置が、壁への穴あけなどのリスクを避け、安心できる選択肢の一つと言えるでしょう。
どのような方法を選択するにしても、信頼できる業者に依頼し、ご自宅の状況に合わせた最適な設置計画を立てることが、快適な住まいづくりに繋がります。