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断熱監査レポートーNEXT STAGE第三者監査〈7回目〉に立ち会いました ―

断熱監査レポートーNEXT STAGE第三者監査〈7回目〉に立ち会いました ―

先日、ネクストステージによる 7 回目の第三者監査 に同行しました。
今回の対象は、吹付硬質ウレタンフォームによる 充填断熱の施工状況。写真のとおり、壁・天井ともに吹付け直後のタイミングで、窓まわりや配線・設備の貫通部まで細かくチェックしていただきました。


チェックポイント:吹付断熱の「厚み・連続・納まり」

  • 所定厚みの確保
    壁:t=100 目安/屋根・天井:t=300 目安。厚み表示ピンやゲージでランダムに測定し、ムラや欠損がないかを確認。
  • 気密ラインの連続
    サッシ周囲・間仕切り取り合い・梁まわりの「断熱切れ」や空洞の有無を重点チェック。写真のように窓上部の狭小部も丁寧に充填されているかを確認しました。
  • 貫通部の処理
    電線・配管・BOX まわりは、吹付後の密着状態と“すき間ゼロ”を目視と触診で確認。見えなくなる前に記録写真を残します。
  • 仕上げへの配慮
    下地からのはみ出しやダマ(膨らみ)は不要な熱橋や仕上げ不陸の原因。必要部のみ刮(か)き取り、面を整えます。
  • 関連部位の整合
    外皮ラインと耐力壁の取り合い、気流止めの位置、サッシ水切りとの関係など、手引書の標準納まりに沿って総合確認。

結果は「指摘事項ゼロ」

監査員の方からは、
耐力壁の釘ピッチが美しく、ラインが揃っていて気持ちいい現場。断熱が難しい狭所もきちんと充填されていますね」
と高評価。指摘箇所なしで合格となりました。


室内作業の安全・衛生 ― 換気・保護具・猛暑対策

吹付断熱は化学反応で一気に発泡・硬化するため、換気と保護具が必須です。今回は送風・排気の確保、保護メガネ・マスク・長袖着用を徹底。
さらに連日の猛暑の中、こまめな休憩と水分・電解質補給をルール化。現場監督は吹付け前後の確認ポイントを手順化して、作業者・監査員双方が安全に集中できる環境を整えました。


監査で見えた “良い現場” のポイント

項目評価ポイント現場状況
施工精度所定厚みの確実な確保とダマ・欠損ゼロ
連続性サッシ周囲・梁端部まで断熱が切れない
貫通部処理配線・配管まわりの密着充填
耐力壁釘ピッチが一直線で美観・精度ともに良好
仕上げ配慮下地面をフラットに整え後工程を阻害しない
記録写真各所の厚み・納まりを施工直後に撮影保管
安全衛生換気・保護具・熱中症対策を標準化

まとめ

第三者監査は「図面どおりに造る」を超えて、厚み・連続・納まり・安全を多面的に検証する仕組みです。今回の吹付断熱監査では、

  • 厚み・連続性・開口部処理の全項目をクリア
  • 耐力壁の釘ピッチや施工ラインの美しさ=精度の高さ を再確認
  • 猛暑下でも安全・衛生を最優先した運用が定着

という大きな収穫がありました。
私自身、7 回目の立会いでも毎回新しい発見と学びがあり、現場の丁寧な仕事にあらためて感謝です。今後も各工程で 「第三者の目」+「徹底した安全対策」 を積み重ね、お施主様に“見えない部分こそ美しく強い家”をお届けしていきます。

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