新しい家を建てることを考えている方々の中には、地震や他の災害に対する安全性を重視する家族を持つ人も多いでしょう。
この記事では、そんな方々に向けて、地震や他の災害に強い家を建てるための方法やポイント、そしてその重要性を伝えます。
地震に強い家を建てるためには、まず地盤の強さを正確に知ることが重要です。
特に、地震の揺れで家が倒壊しないようにするため、また家具などが倒れないようにするための対策が必要です。
◻︎災害に強い家を建てるための第一歩
災害に強い家を建てるためには、強い地盤であることを確認することが大切です。
＊地盤の強さを知る
地震に強い家を建てるための第一歩は、地盤の強さを正確に知ることです。
阪神・淡路大震災では、建物の倒壊による「圧死」が多くの犠牲者を出しました。
そのため、地盤の強さを見極めることが非常に重要です。
国土交通省の「重ねるハザードマップ」を活用することで、その土地の成り立ちや地盤の強さを確認できます。
＊地盤調査を行う
地盤調査は、家を建てる前に行うのがおすすめです。
地盤が弱い場合でも、適切な基礎を選ぶことで、家の耐震性を高められるため安心ですね。
地盤調査の費用は必要ですが、その分将来の安全を確保できます。
＊地盤の改良
地盤調査の結果、地盤が弱いと判明した場合は、地盤の改良が必要です。
地盤改良の方法はいくつかあり、それぞれの方法によって費用が異なります。
◻︎地震に強い家を建てるには
地震に強い家を建てるには、耐震構造、制振構造、免震構造の3つ方法があります。
耐震構造は、建物自体を頑丈にして、地震の揺れに耐える住宅構造です。
多くの一戸建て住宅ではこの構造が採用されています。
柱と柱の間に、筋交いと呼ばれる補強材の入った耐力壁で建物の揺れを抑えられますよ。
制振構造は、建物の壁の中などに、揺れを吸収する装置を組み込んだ住宅構造です。
主に3～5階建てのマンションなどで採用されることが多いですね。
壁の中に備えた装置が建物の揺れを吸収することで、建物の損傷も防止できます。
免震構造は、建物と土台の間に備えられた装置が地震の揺れを吸収して、揺れを直接建物に伝えないようにする住宅構造です。
一戸建てでは少ないが、マンションで最近よく採用されています。
建物と基礎が直接固定されないよう、その間に免震装置をとりつけることで、建物の揺れを低減してくれますよ。
◻︎まとめ
地震に強い家を建てるためには、地盤の強さを知ること、地盤調査を行うこと、そして地盤の改良が必要です。
また、耐震構造、制振構造、免震構造のいずれかを採用することで、さらに安全な家を建てられます。
家を建てる際は、これらのポイントをしっかりと考慮して、安全な家を建てられると安心ですね。
