高気密高断熱住宅は息苦しくて気持ち悪い?解説します!

「高気密高断熱住宅は息苦しそう」
このような噂を耳にしたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
この記事では、高気密高断熱住宅は本当に息苦しくて住んでいると気持ち悪くなってしまうのか、高気密高断熱住宅のメリットについて解説します。
高気密高断熱住宅を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
 

□高気密高断熱住宅は息苦しくて気持ち悪い?

 
高気密高断熱住宅が普及した当初は、窓が小さいことから息苦しさを感じる欠点があるといわれていました。
 
寒冷地で高気密高断熱住宅が普及した当時は現在のように高性能なサッシがなく、窓から出入りする熱が必然的に大きくなってしまうため、できるだけ窓を小さくする必要がありました。
その時のイメージが残っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
当時と比較すると、サッシの性能は格段に向上し、先駆者たちの試行錯誤のおかげでこのイメージはなくなり、もはや欠点とはいえません。
 

□高気密高断熱住宅のメリットとは?

 
1つ目は、部屋ごとの温度差が小さい点です。
空気の出入りができるため、室内の温度差が小さくなり、リビングは暖かいのに他の部屋は寒いといった温度変化が生じることはありません。
 
温度差が小さいことにより、冬場の浴室で発症しやすくなるヒートショックの予防にもつながります。
 
2つ目は、結露の発生を防げる点です。
結露は通常、室内と外気の温度差が大きい場合に発生します。
 
高気密高断熱住宅では、外気温度を断熱することにより、結露が発生しにくくなり、さらにダニやカビの発生も防ぎます。
結露を防ぐことは、家を長持ちさせるために重要といえます。
 
3つ目は、遮音性が高い点です。
気密性が高いことによって、壁に隙間がなくなり、外の音が聞こえにくくなります。
 
気密性の機能として、空気の出入りを防ぐことが挙げられますが、空気の他に音の侵入も防ぎます。
それによって、家の中を静かな状態に保てます。
 
4つ目は、効果的に換気できる点です。
2003年7月1日に改正建築基準法が施行され、全ての建物に換気設備の設置が義務付けられるようになりました。
 
近年では、24時間換気システムが導入されていることが多く、気密性が高ければ高いほど、効率が良くなります。
十分な換気により、居住者のシックハウス症候群のリスクも軽減されます。
 

□まとめ

 
高気密高断熱住宅が息苦しいといわれていたのは、普及した当初に窓が小さかった頃の情報であり、サッシの性能が向上した現在は息苦しさを感じることはありません。
また、部屋ごとの温度差が小さかったり、遮音性が低かったりと他にも様々なメリットがあります。
 
高気密高断熱住宅を検討されている方は、当社までご相談ください。

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