子育て世代は戸建てとマンションどっちが良い?

子育て世代は戸建てとマンションどっちが良い?

3つのアンケートから読み解く「子育て世代は戸建て派?マンション派?」

「小学生以下のお子さんを持つママ達」はどっち派?

子育てをする上で戸建てとマンションのどちらが良いのか?どちらにもメリット・デメリットがあり、決めるのが難しい問題です。実際に小学生以下のお子さんを育てている方はどう感じているのでしょうか。

2017年にマイナビニュースが実施した、小学生以下の子どもを持つ女性169名へのアンケート結果をご紹介します。割合はマンション・アパートが47.3%、戸建てが52.7%で、それぞれを選んだ理由や実際に生活する中で感じたメリット・デメリットについて回答されています。

Q.その家の形態を選んだ理由

アパート・マンション
  • 予算の関係
  • 便利/住みやすい
  • 引っ越ししやすい
  • 賃貸のため必然的に
  • 戸建てに住むまで一時的に
  • 社宅
  • その他
戸建て
  • 周りに気を遣わなくて済むから
  • もともと住んでいた/実家/2世帯
  • 戸建てが良かった
  • 広さや庭に魅力を感じた
  • その他

Q.家の形態について、戸建て世帯にとってのメリット・デメリット

アパート・マンション
メリット
  • 気軽に引っ越しができる
  • 町内会などの行事がない
  • ローンのプレッシャーがない
  • 近所づきあいがあり、子どもが人見知りしない子になった
  • 新築だったので、同じ世代が多い
  • 知り合いが作りやすい
  • 子どもの行動が目の届く範囲ですむ
  • 近所づきあいをしなくていい
  • 友だちができる
アパート・マンション
デメリット
  • 騒音に気を遣う
  • ピアノが置けない
  • 暇な主婦の噂の的になりかねない
  • 子どもの成長やライフプランの変化に合わせて引っ越す必要がある
  • 狭いので、遊び場が限られる
  • 子どもの交友関係が、同じマンション同士で完結しがち
  • 狭い
戸建て
メリット
  • 音に気を遣わなくていい
  • 夏に行う玄関の水まきが、子どもにとって楽しいイベントになった
  • 野菜を育てられる
  • 収納が多く、生活しやすい
  • 子どもが走り回って遊んでも、気にしなくていい
  • 家賃を払わなくていい
  • 子どもをのびのびと遊ばせてやれる
  • アスレチックやテントを自由に使える
  • 中古住宅だと、近所は年配の方が多いので可愛がってもらえる
戸建て
デメリット
  • 簡単に引っ越せない
  • 物が増える
  • 近所づきあいが面倒
  • 狭小地なので階段移動が大変
  • 階段が多いと子どもに危険
  • 雑草を抜かないといけない
  • 2階があると目が行き届かない
  • 子どもが家のどこにいるか、分からなくなることがある
  • 掃除が大変
  • 2階に洗濯を干しに行く時、1階にいる子どもが気になる

アパート・マンションの狭さはデメリットとして挙げられていますが、同時に、子どもに目が届きやすいというメリットとしても捉えられています。一番のデメリットは騒音で、子どもが遊んでいる音や声が近所迷惑になっていないかと気にしている方が多いようです。

戸建てのメリットとして挙げられる広さも、子どもを育てる上ではデメリットにもなるようです。階段が危険、目が行き届かないなど、特にお子さんが小さい間はデメリットとして挙げる方が多くおられました。

※参照:マイナビニュース「経験者が語る! 子育て世帯はマンション・戸建て、どっちがいい?」
https://news.mynavi.jp/article/20170926-a057/

「マイホーム所有の主婦向け雑誌の読者」はどっち派?

お子さんの有無に関わらず、主婦層はどう捉えているのでしょうか?

2021年にESSEという雑誌で行われたアンケートについても見ていきましょう。対象はマイホームを所有している読者で、回答者の内訳は注文住宅50%、新築建売が19%、中古マンション12%、新築マンション12%、中古一戸建て6%という割合です。

Q.戸建てのメリット・デメリット

  • メリット:子どもが騒いでも気が楽、開放感がある
  • デメリット:日当たりや周辺環境がわかりにくい、土地選びが難しい

Q.マンションのメリット・デメリット

  • メリット:ゴミ捨てが楽、サービスや設備が充実
  • デメリット:ランニングコストが痛い、手狭
実際に買うまで知らなかった住宅購入あるある
  • ローンが面倒、建物以外にお金がかかる
  • 町内会費や土地利用の制限、下調べが必要
  • 家のことで夫婦仲が変化した
購入前にしておいた方が良かったこと
  • 物件近所の調査や、売りやすい物件かどうか
  • 内見の場合、時間を変えて見に行く
  • 絶対に譲れない条件を決めておく
  • 計画的に貯金する

戸建て、マンションに関わらず、実際に購入してみたから分かること、住んでみたからこそ分かった点は参考になりますね。特に「購入前にしておいた方が良かったこと」を参考にすれば、悔いの少ない購入に繋げられるでしょう。

※参照:ESSEオンライン「戸建てかマンションか。200人が買う前に知っておきたかったこと」
https://esse-online.jp/articles/-/14892

「子育て世代に提案経験がある不動産会社の担当者」はどっち派?

不動産のプロは、子育て世代に戸建てとマンションどちらがおすすめだと考えているのでしょう?

2022年にアットホーム株式会社が行ったアンケートについても、結果をご紹介しましょう。このアンケートの対象は、「売買仲介を主業務とし、子育て世代のお客さまの接客を担当したことがある」と回答があった全国のアットホーム加盟店。アットホームではアンケートの結果を元に『「一戸建てとマンション 子育て世代におすすめの理由」ランキング』を作って発表しています。

一戸建てを薦める理由ランキング

1位 子どもが家の中で騒々しくしても周囲に気を遣いすぎなくて良いから 70.0%
2位 専用の駐車場をもてるから 51.4%
3位 ペットを飼うことができるから 44.5%
4位 プライバシーが確保できるから 35.0%
5位 庭で子どもと一緒に遊ぶことができるから 33.6%

マンションを薦める理由ランキング

1位 防犯面で安心できるから 62.9%
2位 駅から近い物件が多いから 43.8%
3位 共用施設・サービスが充実しているから 28.6%
4位 マンション内で子どもの親同士のコミュニティができるから 24.8%
5位 最新の設備が整っているから 20.0%

不動産のプロから子育て世代へのアドバイス

  • 大きな家を買っても部屋が余る時期がくるので、コンパクトな家を便利な場所にもつのがおすすめ
  • 子どもが小さいと落書きしたり壊したりすることがあるので、最初は中古住宅を買い、成長したら建て替えるのがおすすめ
  • 子どもと内覧すると率直な意見が聞ける
  • 子どもの成長に合わせた生活スタイルを考えるのがおすすめ
  • 子育ては予想以上に費用がかかるので、ローンはマックスで組まない方がいい
  • 子ども中心の生活サイクルになっていると思うが、老後のことも一度考えてみるといい

多くの実例を見てきたプロだからこその回答も、戸建てかマンションか迷っている際に参考になる意見でしょう。

※参照:PRタイムス「不動産のプロが選ぶ!「一戸建てとマンション 子育て世代におすすめの理由」ランキング」(アットホーム株式会社) 
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000249.000051123.html

戸建ては子育てに向いてる?を徹底分析

「戸建て」の子育て世代へのメリット

子育て世代にとって「戸建て」が向いている、と言われるのは、次のようなメリットがあるからです。

  • 騒音を気にしなくて良い
  • 広い居住スペースを確保できる
  • 自然環境が豊かな物件が多い
  • 庭や駐車場を確保できる
  • 人を招きやすい

騒音については、子どもが小さい間は常に気にかかる点。泣き声だけでなく、部屋の中で走り回ったり遊んだりする音が近所とのトラブルの原因になった、という声もよく聞きます。戸建てであれば、余程大きい声でない限り、子どもが家の中ではしゃいでも注意する必要がありません。また、ペットを飼いやすくなる、というメリットもあります。

戸建ての種類にもよりますが、一般的に、戸建てはマンションの約2倍の面積があると言われます。家族のために自由に使える空間が増えるため、家族が集まるリビングを広くしたり子どもの個室用に部屋数を増やしたりと、理想のライフスタイルに合わせた住環境を実現できます。収納スペースも確保しやすく、片づけがしやすいというメリットもあります。

戸建ての場合、ある程度の敷地が必要となるため、郊外や駅から離れた場所に建てられることが多くなり、自然の中で子育てができるというメリットがあります。また、庭や駐車場を確保することで、子どもが遊べるスペースを増やすことも可能です。

子育て世代は車が必要な場面も増えるので、駐車場が必須というご家庭も多いでしょう。マンションは駐車場の確保が難しいところもあるので、駐車場の心配をしなくていいのは嬉しいポイントと言えます。駐車場や庭を使ってプール遊びやバーベキューもできるので、子どもとの思い出作りにも一役買ってくれるでしょう。

マンションは手狭になることが多く、人を招きにくいというデメリットがあります。その点戸建ては人を招きやすく、子どもの交友関係を広げたり社会性を育てたりといった面でもメリットとなり得ます。庭や駐車場で一緒にバーベキューを楽しむなど、家族ぐるみの付き合いもしやすくなるでしょう。

「戸建て」の子育て世代へのデメリット

メリットがある一方で、子育てをする上で「戸建て」がデメリットになることも。

  • 家の中に階段があると危険
  • 目が行き届かなくなる
  • 動線が悪く、家事が面倒になる
  • 防犯性が低い

階段については、特に子どもが幼いうちは危険な場所として注意が必要です。大人にとってはちょっとした段差でも、子どもの思わぬ怪我に繋がることがあります。階段にゲートを付けるなど、危険がないよう対策が必要です。

また、家が広いことで子どもがどこにいるのか分からなくなる、という事態も。階段を自由に上り下りできるようになり、活動範囲が広がるほど目が行き届かなくなるので注意が必要です。

加えて、部屋数が増えたり階段ができたりすることで、動線が悪くなって家事がしにくくなるという声もあります。忙しい毎日の中で動線の悪さはストレスでしかありません。設計の段階から、生活スタイルを十分考慮する必要があります。

また、マンションに比べると戸建ては防犯性が低くなりがち。あらかじめ防犯対策が施されているマンションと違い、戸建ては全て自分で対策を考えなくてはいけません。専門家と相談しつつ、早いうちから防犯対策を考える必要があるでしょう。

「戸建て」で子育て世代が失敗・後悔したことは?

実際に「戸建て」で子育てをする中で、失敗・後悔したこととはどんなことでしょうか。インターネット上では以下のような意見が見られました。

  • トイレの場所が使いにくい
  • 階段の段差が高い/場所が悪い

「3階建ての住宅で、3階にトイレがなかったため子どもがよく漏らしてしまった」「階段がドアの死角になり、危なかった」「段差が高くて子どもは上がるのが大変だった」など。こういったところは、実際に暮らしてみないとなかなか気づけない点なのでしょう。

生活動線は家事のしやすさに関係しますが、生活のしやすさにも密接しています。階段に人がいるのに気がつかずトイレのドアを開けてしまうなど、毎日の生活の中に危険があれば安心して生活ができません。特に子どもが小さいうちは、家の中の危険な場所は排除したいもの。動線については、事前に十分検討する必要があるでしょう。

「戸建て」を建てた子育て世代の口コミ

これまでご紹介してきたアンケートの中から、「戸建て」を購入した子育て世代の口コミをご紹介しましょう。

「玄関を広くしたことで開放感がある」
「吹き抜けなので、大きくなった子どもや友人が集まっても狭さを感じない」
「思っていた以上に日当たりが悪い」
「庭や駐車場の雪かきなど、手入れに気を遣う」
「3階建てにしたので、老後が生活しづらいと思う」

事前に考慮したつもりでも、実際に暮らしてみたら想像と違ったということもあるでしょう。しかし、口コミを参考に対策を考えることで、避けられる不自由さもあるはずです。アンケート結果や口コミを参考に、しっかり対策をしていきましょう。

マンションは子育てに向いてる?を徹底分析

「マンション」の子育て世代へのメリット

「マンション」で生活することは、子育て世代にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。

  • 立地の良い物件が多い
  • セキュリティ対策が万全
  • 室内に階段がない
  • 子どもの遊びの幅が広がる
  • 動線が短く、家事がしやすい

戸建てに比べると、マンションは駅や病院、スーパーに近いといった好立地の物件が多い傾向にあります。通勤や通学をする上で非常に便利ですし、小さな子どもを連れて買い物に行きやすいというメリットもあります。

また、オートロック付や監視カメラ付の物件など、セキュリティ対策がしっかりしているのもマンションのメリットの1つ。マンションの敷地内であれば、小さな子どもを安心して遊ばせることもできます。同じマンションに住む同世代の子どもと接する機会もできるので、友だちを作る機会にもなるでしょう。

マンションは基本的に室内に階段がないため、親が目を離している間に階段から落ちるといった危険がなく、小さな子どもが生活する上で安心です。また、階段のない部屋は高齢者も生活がしやすいので、老後も暮らしやすい環境と言えるでしょう。

戸建てに比べると手狭になりやすいマンションですが、動線が短いと家事はしやすくなります。特に共働きで家事に時間をかけたくないという家庭にとって、スムーズな動線は家事の効率化にも繋がるでしょう。

「マンション」の子育て世代へのデメリット

「マンション」での子育てには、次のようなデメリットがあります。

  • 騒音トラブルの心配がある
  • 居住面積が狭い
  • 管理規約を守る必要がある
  • 駐車場に費用がかかる

子育て世代にとって、子どもの泣き声や遊ぶ音は常に気になる点でしょう。近隣住人とのトラブルの元となり、関係が悪くなる可能性を常に孕んでいるからです。同時に、他の家の騒音に悩まされる可能性もあります。子どもが小さいうちは泣くのが当たり前ではありますが、マンションにはいろいろな生活スタイルの住人がいて、生活リズムもそれぞれ。お互いに気持ち良く生活できるよう、思いやりと配慮が必要です。

戸建てに比べると、マンションは居住面積が狭くなります。生活動線が短くて動きやすい、というメリットにもなりますが、子どもが成長するにつれてデメリットとして挙げられることが増えるもの。子どもの部屋が確保できない、どんどん増える荷物を収納できないなど、生活しにくさに繋がります。

マンションには管理規約という制約があり、物件ごとに内容が異なります。マンションで生活する以上、規約を守った上で生活しなければいけません。楽器の演奏やペットの飼育を禁止しているマンションもあれば、リフォームを制限しているマンションもあります。事前に管理規約をしっかり確認して、子どもが成長してからも不都合がないか吟味する必要があります。

マンションによっては敷地内に駐車場がないこともあります。車が必須という家庭にとって、駐車場はなくてはならないもの。場所もそうですが、毎月駐車場の使用料がいくらかかるのかも事前に確認する必要があります。

「マンション」で子育て世代が失敗・後悔したことは?

実際に「マンション」で子育てした方は、失敗・後悔した点としてどんなことを挙げているのでしょうか。

  • 購入時に想定したより子どもの人数が増え、部屋が足りなくなった
  • 住んでいくにつれ、荷物が増えて手狭になった
  • 家で仕事をするスペースや、庭がほしくなった

子どもの人数を想定してマンションを購入しても、必ずしも想定通りになるとは限りません。元々マンションの居住面積は戸建てに比べて狭いので、子どもの人数が増えると対応できない可能性が高いでしょう。子どもが成長して大きくなればなる程、一層手狭に感じる機会が増えそうです。

感染症の流行で家にいる時間が増えるなど、思いもよらぬ形で生活スタイルが変化することもあります。昨今のコロナ禍では、「元々家にいる時間が長くなることを想定していなかったため、家で仕事をするスペースが取れない」という家庭が続出。長い目で見て生活しやすいマンションを選ぶ難しさが浮き彫りになりました。

「マンション」を購入した子育て世代の口コミ

これまでご紹介してきたアンケートの中から、「マンション」を購入した子育て世代の口コミをご紹介しましょう。

「困ったときは電話をすればサポートしてくれてありがたい」
「最寄り駅の近くですべて済むところが便利」
「近所づきあいが煩わしくない」
「管理費が高く、ローン完済後も支払いが続く」
「マンションの価格が相場より安かったからか、住民のマナーが悪い」

マンションの設備や規約を事前に確認するのはもちろん、ランニングコストについても考えておく必要があります。子育て世代は今後様々な出費が予想されるため、ローンはもちろん管理費や修繕積立費も予算に含めておき、無理のない計画を立てましょう。

戸建て・マンションを決める前に知っておきたい、「子育てしやすい家」とは

広めのリビング

リビングはできるだけ広い空間にすることがポイント。子どもが遊ぶ場所にも、家族が団らんの時間を過ごす場所にもなります。子どもが小さなうちは活動範囲も限られるので、それほど広いスペースは必要ないと感じるかもしれません。しかし、成長するにつれてどんどん動きが大きくなるので、あらかじめ十分なスペースを用意しておきましょう。

リビングの近くに畳スペースを設けると、子どもが小さいうちはお昼寝や世話をするための場所としても使えますし、客間として使うこともできます。階段をリビングと繋げて設置する「リビング階段」にすることで、家族が自然と顔を合わせやすくなる間取りにすることも可能です。

動線が1本かつ短いキッチン

家事動線はできるだけ短く、かつ、1本に繋がっている方が便利。キッチン・リビング・浴室はできるだけ1本の動線で繋がるようにすればスムーズに家事をこなせるようになり、特に子育てで慌ただしい時期はぐっと楽になるでしょう。

キッチンも、リビング同様に十分なスペースがあると家事がしやすくなります。さらに対面キッチンにすると、リビングで過ごす子どもの様子を見守りながら料理の準備ができて安心。子どもから見ても、キッチンにいる親の姿が見えるので安心して過ごすことができます。料理を運ぶ、片づけるといった動きも自然と取り入れられるため、お手伝いの習慣が身につきやすいというメリットもあります。

広めの子ども部屋(学習スペース)

子ども部屋は広めに作り、後から自由に仕切れるようにするのがおすすめ。子ども部屋に十分なスペースがあれば、子どものおもちゃがリビングまで広がるのを防げます。子どもが何人かいても幼いうちは一緒に過ごすことが多いので、あえて別の部屋を用意する必要はありません。子どもの成長に合わせて仕切れるようにしておけば、思春期になった後も子どものプライバシーを守って生活することが可能です。

子どもが小学生になると学習スペースが必要になりますが、はじめはリビングで学習するスタイルをおすすめします。キッチンで料理をしながら学習の様子を見守れますし、子どもも分からないことがあればすぐ親に確認する癖がつきます。子どもの成長に合わせ、個室が必要になったタイミングで勉強スタイルも変えていくといいでしょう。

広めの玄関・バスルーム・収納など

玄関は長くいる場所ではありませんが、できるだけスペースを広くとることをおすすめします。子どもが幼いうちはベビーカーを置くスペースが必要になりますし、家族が増えれば靴や傘がどんどん場所をとるように。子どもが成長すれば靴のサイズも大きくなるので、さらに場所をとるようになります。できるだけ余裕をもたせておくと、子どもの遊び道具なども収納できるので、玄関周辺が全体的にすっきりします。

バスルームや洗面台は、親子が並んで使うことを想定した広さにしましょう。洗面台や脱衣所では、歯磨きの仕方を教えたり着替えの手伝いをしたりと、親子が一緒に過ごす時間が多いもの。2人が並んでも十分動ける広さがあると便利です。

収納は、親にとっても子どもにとっても使いやすい仕様がベスト。子どもが幼いうちは使わなくても、成長するにつれて自分で片づけの習慣を身につけて欲しいものです。使いやすい収納が十分にあれば自然と片づけの習慣を身につけることができ、「子どもがちっとも片づけをしない!」とストレスを抱えることもなくなるでしょう。

庭や広いベランダがあると、子どもの遊びの幅が広がります。子どもは成長するにつれて、室内遊びだけでは満足できなくなります。庭があれば体を動かして遊べますし、家庭菜園で野菜や植物を育てることもできます。子どもの興味関心を育てる上で活用できるでしょう。

子育て世代が家を持つ前に学んでおきたいこと

戸建て、マンションに関わらず、家を持つ前に学んでおいた方がいいことは多岐に渡ります。今回ご紹介してきたアンケート結果や口コミを見ても、いかに知識が必要か理解していただけたと思います。

家の購入を検討するなら、「資金」「性能」「耐震」「土地」「設計」について、できるだけ勉強しておきましょう。正しい知識をもった上で判断することで、子育てがしやすく、長く快適に暮らせる家を手に入れることができます。

神戸市にある「WHALE HOUSE」では、家づくりについて学べるセミナーを定期的に開催しています。「資金」「性能」「耐震」「土地」「設計」について、それぞれジャンルごとに分かれているので、興味のあるもののみ受講可能。戸建てとマンション、どちらにしようか迷っている方にもおすすめのセミナーですので、ぜひ一度足を運んでみてください。

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