湿気に強い木材とは?木材の種類をご紹介します!

温かみのある空間を演出できることから人気の木造住宅ですが、湿気には十分、注意が必要です。
木材の湿気は、腐敗やカビの原因となり、木材の強度を低下させます。
この記事では、湿気に強い木材とその種類についてご紹介します。
木材選びの際に、ぜひ参考にしてみてください。

□湿気に強い木材とは

木材は、天然素材のため時間の経過とともにバクテリアのような菌によって分解され、土に戻ります。

湿気は、菌類の成長と分解の速度に大きく関係しているため、木材の寿命は湿気と菌類に対する耐性に依存しているといえるでしょう。
湿気に強い木材の特徴としては、バクテリアのような菌類に対しての抵抗力に優れており、湿度が高い状態でも腐りにくいことが挙げられます。

木材の腐りにくさは5段階に分けられています。
木造住宅で使用されることの多い木材を例に挙げると、チークが最も優れている1段階、ヒノキが2段階、スギと桐が3段階、メープルがやや悪い4段階、モミが最も低い5段階です。
また、熱帯地方で育った木材やヒノキやスギのように香りの付いた木材は、腐りにくいとされています。

□湿気に強い木材の種類とは

先程、湿気に強い木材の特徴として、菌類に対しての抵抗力に優れており、湿気が高くても腐りにくいと紹介しました。
ここでは、使用されることの多い木材の種類についてご紹介します。

*ヒノキ

ヒノキは、腐りにくく耐久性に優れた木材です。
火起こしのために使われていたことから乾燥能力の高い木材とされていて、ヒノキ風呂のように水回りでも使われています。
他にも、強度と防虫効果から神社仏閣の建築材として使われており、殺菌効果のある成分も含まれていることから、まな板のような調理器具にも使われています。

また、ヒノキオールという落ち着いた独特の香り成分が含まれているため、リラックス効果もあります。

*スギ

スギの木目は真っ直ぐで、柔らかい、軽い、加工しやすい、耐水性に優れているといった特徴があります。
軽量なため、折りたたみテーブルなどの持ち運びの家具に使われています。
また、気密性が低いため湿気が逃げやすく、反りの原因にもなっており、加工をしても変形しにくくなっています。

□まとめ

この記事では、湿気に強い木材とその種類についてご紹介しました。
湿気に強い木材を選ぶことは非常に重要なため、木材の特徴を知ってから選ぶようにしましょう。
家づくりに関するお悩みやご不明点等などあれば、お気軽に当社までご相談ください。

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